医療事務の未来
医療事務費は毎年増加の一途をたどっています。作成されているレセプトは毎月一億件以上と言われており、それに伴い、レセプト作成スタッフはますます求められています。病院の経営は年々厳しくなっており、きちんと診療報酬を請求して収益をあげることが大切になっています。その為、診療報酬請求業務を行う医療事務業務は、ますます医療機関の要として活躍が期待されます。
また、医療機関は経営の効率化を図るため、レセプト業務を外部委託するようになってきています。この委託業務はますます増加すると予想されており、医療事務代行業や派遣会社などでは人材を確保しようとする動きが活発になっており、安定した仕事が期待できます。正社員が減って派遣社員が増えることで、勤務形態が選べるようになる為、より働きやすくなりますし、派遣会社ではレセプト業務を指導できる人材を医療機関に派遣することもあります。さらに、診療報酬の請求をされる保険者側でも過誤請求を防ぐ為、レセプトの点検を行っており、スペシャリストになれば活躍の幅は広がります。
職場としても、病院や診療所(医院やクリニック、歯科医院も含まれます)のほかに、現在注目されているのが調剤薬局です。医薬分業化によって調剤薬局が飛躍的に増えた為、医療事務スタッフの数が足りない状態になっています。また、高齢化社会により看護ステーションでも必要とされていますし、健康診断などを行う企業内の診療施設、ホテルに併設されたクリニック、訪問看護ステーションなど、医療事務が活躍する職場は数多くあるのです。
一度カイゴジョブhttp://www.kaigojob.com/で検索してみてください。今まで知らなかったような仕事もあるかと思います。医療業界がどういった業界なのか、その中にどういった仕事があるのか、どうしてその中で医療事務なのか、ということを考えていけば、きっとやりがいにもつながりますし、学習も乗り越えられるでしょう。また、これからの社会がどういった方向へ進んでいくのかを把握すると自分にとってどんな仕事がメリットであるのかがよく見えてきます。現実的な世の中で現実的に自分を受け止め、未来を見据える。それが現代社会の中で必要なことなのかもしれません。まずは努力から。一歩進んでみましょう!