必要なスキルとは
特に資格は必要ありませんが、即戦力を求められることが多く、ますますその傾向は強くなるでしょう。その為、専門的な知識が必要になります。資格の話は後にするとして、まずは専門的な部分以外での求められるものを見ていきましょう。
まず、細かい作業が多い為、事務能力・注意力は必要になります。そして意外と重要視されるのが、明るく健康で、コミュニケーション力を持っていることです。患者さん相手の仕事ですので、接する側が暗く具合が悪そうに見えては治るものも治らないように感じてしまいます。見ていて元気になるな、気持ちいいな、と感じさせるような明るさを持ち、相手の気持ちを考えられるようにしましょう。
また、レセプトは締切のある仕事ですし、病院経営にも影響する仕事ですので、責任感を持って的確かつ迅速に対応できることが求められます。なおかつ、診療報酬点数表は2年に一度改定されますので、学習意欲を持っていないと、その度に理解することが苦痛になってしまうかもしれません。
その他にも、基礎的なパソコン操作も必須になります。最近では医療事務業務の中に患者動向(年齢や性別など)の分析や統計業務も入ってくることが増えているため、パソコンによるデータ分析知識なども求められるようになってきています。
医療事務の仕事は一般的に言われる「事務の仕事」と「接客の仕事」を併せ持った仕事になる為、多くのスキルを要求されますが、その分自分の武器にもなりますし、よりやりがいも感じられるかと思います。それでは、資格(専門知識)の話に移りましょう。